いつしか社会人となり日々悪戦苦闘しながら、がむしゃらに働いてきた20代、そして30歳を迎えて、ふと気づくと「趣味の1つも作っていなかった」なんてことを思った経験があるのではないでしょうか。
かく言う私もその内の一人でした。しかしそんな時、私は人生最高の趣味である「キャンプ」と出会うことができました。
本記事は、30代を迎えて趣味を模索している方に向けて、「キャンプ」という趣味を1つの選択肢としてご紹介できればと思います。
趣味は人生を豊かにするものです。ぜひこの機会にあなたのとっておきの趣味を見つけましょう。
30代でキャンプを始めたきっかけ

長らく趣味を模索していましたが、なかなか良い趣味を見つけ出すことができないまま30代を迎えました。
そんな私が「キャンプ」という趣味に出会うことができた3つの理由をご紹介します。
アウトドアにはもともと興味があった
昔から絶対というほどではありませんが、インドア派ではなくアウトドア派でした。
幼少期に住んでいたのが、海辺の街ということもあって小さい頃には良く海で泳いだり、釣りをしたり、山登りなどをして遊んでいました。
趣味を模索していたときにも、何となくどちらかと言えば、アウトドア系の趣味の方が自分にあっているのではないかと、漠然と決めているところはありました。
コロナによる影響
そんな中、世の中は大きく様変わりしました。新型コロナの流行です。不要不急の外出制限が長期的に求められるようになってから、行楽地などへの外出は自粛してせっかくの外出日和でも家の中で悶々とする日々が続きました。
ある日、我慢できずに外出してしまおうかと思うこともありましたが、もしも自分が感染してしまったら、自分だけの話では済みません。
自分の家族や会社の同僚にも迷惑をかけることになり、ひいては地域医療への圧迫を招く事態にもなり兼ねませんので、何とか踏みとどまっていましたが、自粛ストレスの限界はすぐそこまで近づいていました。
そんなとき3密回避など「withコロナ」という形で、コロナという脅威とうまく共存しながら生活しましょうという方向に世の中の意識が徐々に変わっていきました。
ちょうどその頃、とあるテレビ番組でやっていた「キャンプ特集」が目に止まり、「これだっ!」と、このタイミングでキャンプというものを再認識したのが、趣味にいたる大きなきっかけです。
外出してもキャンプであれば、なるべく人と人との接触を避けながらも、楽しむことができますのでコロナ禍でもうってつけのレジャーです。
しかし、キャンプも良いなと思った矢先、全くの未経験の自分がキャンプなどできるだろうかと急に弱気になってきてしまいました。
何事も挑戦
社会人になるとなぜかわかりませんが、挑戦することに対して腰が重くなります。私だけかも知れませんが、知らず知らずのうちに、挑戦することから逃げていることが多いなと、ふとした瞬間に気づきます。
長らく趣味も見つかっておらず、コロナによる自粛疲れも手伝って、ここで1つ挑戦してみるのも良いのではと思い立ち、キャンプ場を予約したのが、趣味のはじまりです。
今ではどんなに忙しくても月に1度はキャンプへいき、心身ともにリフレッシュしています。
キャンプの楽しいところ

キャンプといえばこれが楽しみ!という点を5つのポイントに分けてご紹介します。
大自然とのふれあい
普段味合うことのできないキャンプならではの醍醐味の1つが大自然とのふれあいです。
それぞれの季節によって異なる景色を見ることができ、何度見ても飽きることはありません。
ちなみに新緑や紅葉を眺めながらのコーヒーは絶品です。

アクティビティ
キャンプ場にはアクティビティエリアを常設しているところがあります。
大人が楽しめるものや、小さいお子さんが楽しめるアクティビティがあるところなど様々です。
体を動かすことがめっきり減った大人世代にはちょっとハードなものもありますが、童心にかえっていつも遊んでいます。
焚き火

なんと言っても焚き火は、たまらなく楽しいです。特に冬キャンプでの焚き火は何にもかえがたいものです。
冬の寒空のもと、家族だんらんとしながら焚き火の炎をのんびりと眺めていると、とても癒されます。
例えば嫌なことがあった日や悩みが多いときなどは焚き火をしている間にその憂鬱から不思議と解放されます。そして焚き火が終える頃には、頭がリフレッシュできており、ポジティブになれます。
食事
食事も楽しみの1つです。
キャンプのとき、私はシンプルな料理しか作りませんが、どんな料理も絶品となります。
キャンプ場の大自然の中で食べるとその開放感からなのか、とても美味しく感じます。
私はごくごく一般的な普通のカレーを良く作りますが、食べるときにはその美味しさに毎回感動します。
キャンプギア
こだわりはじめるとキリがないのがキャンプギアです。
私もキャンプギヤは好きなのですが、集め始めると予算的にも今は厳しいので、我慢しています。
キャンプにいった際にはキャンプ場内を一通り散策して、他のキャンパーさんのギアを遠目から拝見して良さそうなギヤは、将来の自分の購入候補リストへ入れるのがひそかな楽しみです。
はじめてのキャンプでの失敗エピソード…でも最高!

はじめてのキャンプに行ったときのお話です。
はじめてのキャンプは冬の時期で、不安とわくわくで胸がいっぱいでした。
朝自宅を出発し、昼過ぎには無事に目的のキャンプ場へ到着。まずはテントを張り、イスやテーブルなどをひろげて事前に練習をしただけあって、最初にしては上出来だと自画自賛しながら、はじめてのキャンプを満喫していました。
そうしている内、日も暮れてはじめ、次は暖をとるために焚き火の準備に取り掛かりました。
しかし、いっこうに火が起こせません。焚き火に関しての予習はユーチューブで1度動画見ただけで、意外に簡単にできるのでは?と、どこか変な自信を持ったことが運の尽きでした。
結局、日も完全におちた中で寒さに凍えながらも、一から火の起こし方を勉強しなければならなくなりました。ようやく、火が付いたのは2時間後のこと。
今思い返せば、純粋に一心不乱に取り組んだその時間は、とても充実していて楽しかったのだと気づきました。
今では火起こしの時間もキャンプで最も楽しい時間のひとつとなっています。