昨今空前のブームとなっているサウナ。テレビ番組でサウナ特集が頻繁に組まれたり、サウナに関する用語「ととのう」が2021年の新語・流行語大賞にノミネートされたりするなど、ブームの勢いは益々加速しています。
あまりサウナ浴を経験したことがない方も、汗をたくさんかくことができるなど、なんとなくサウナは「健康にいいもの」というイメージがあるのではないでしょうか?
私自身も2年前に友達に誘われてサウナにたまに行くようになってから様々なサウナのいい効果を知ることができ、今では最低週に1回は必ずサウナに通うようになりました。
私がなぜここまでサウナに没頭しているのかというと「サウナが心の健康を維持するのにかなり効果的である」と感じることができたからできたからです。
実は私は3年前にうつ病を発症し、治療を続け、少し動けるようになってきた2年前にサウナに出会い、今日に至るまで日々の心の健康維持に役立て、今では特に問題なく仕事やプライベートをこなすことができています。
今回はサウナにはどのような効果があるのかということを、心の健康維持という観点からお伝えします。
その1:自律神経が整う
「サウナにいまいちハマることができない!」 そう思っている方の多くが、ただサウナ室に入るだけで終わりにしているのではないでしょうか?
私も正しいサウナの入り方を知るまではただ暑いだけのものだという印象を持っていました。(元々暑がりの体質なので笑)
しかし正しい入り方を知ることによってサウナの魅力を感じることができました。その魅力とは「サウナ特有の爽快感」。その爽快感は以下の流れを行うことによって味わうことができます。
【サウナに入る(8〜10分)→水風呂に浸かる(1分)→休憩をする(10分)】
この流れを2〜3セット繰り返します。
※時間はあくまで目安なので、個人の体調によって無理のない範囲で行ってください。
この爽快感は、温冷交代欲によって自律神経が整うために感じることができると言われています。
簡単に説明すると、まずサウナで体を暑くし交感神経を優位にする、そして水風呂で体を冷やし急激な温度の変化でさらに交感神経を優位にさせる、
その後休憩をした副交感神経を優位にすることによって自律神経が整う。それによりリラックス効果を生み出し、爽快感につながります。
新語・流行語大賞にもノミネートされた「ととのう」という言葉はこの自律神経が整う状態のことを指して使われる言葉です。
自律神経が乱れると不安感や緊張感など心の不調につながるため、自律神経を整えることによって、こうした心の不調を改善することができるのです。
その2:寝つきが良くなる
サウナに入るとかなり寝つきが良くなりぐっすりと眠れるようになります。私自身もかつては不眠や寝付きの悪さに悩んでいましたが、サウナに通うことによって改善しました。
サウナの本場フィンランドでも「サウナに入れば睡眠薬は必要ない」と言われているほど、サウナには睡眠効果をもたらす力があります。
その1でも触れた自律神経が整うことやリラックス効果、また体全体を暖めることによって良質な睡眠をもたらすと言われています。
心の乱れの大きな要因となる一つが「睡眠不足」。その睡眠の質を改善することによって、心を健康にすることができます。
その3:ロウリュのアロマ効果でリラックスできる
これまでに述べ内容だけでも十分に心を健康にすることができますが、さらに効果を上げるために、ロウリュウ設備付きのサウナを狙ってみましょう。
ロウリュとは、サウナ本場フィンランドで生まれた入浴方法で、ストーブの上で暖められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることによって、サウナ室内の湿度や体感温度を上げて発汗を促します。
このロウリュを行う際に、サウナストーンにかける水には施設によって様々な香りの入った「アロマ水」を使用します。
アロマ水によって放たれる香りを鼻から取り入れ脳に届けたり、肺や皮膚から取り入れたりすることで、全身にリラックス効果をもたらします。
アロマ水の効果によって更なるリラックス効果を感じ、心の不調の改善にも繋がります。
まとめ
サウナは正しい流れで楽しむことによって、リラックス効果をもたらすことができます。仕事などでストレスを感じやすい人が多い現代だからこそ、多くの方にサウナの魅力を知って頂き、心の健康維持方法の一つとしてサウナを取り入れて欲しいと思います。
ただし爽快感を得られるからといって、サウナ室や水風呂の時間を長くしすぎたり、サウナの流れを繰り返しすぎたりすると、かえって体調を崩してしまいます。
自分の体調と相談し無理のない範囲でサウナ浴を行い、自分に合った時間や回数を見つけてサウナを楽しみましょう!